食べられる夢を見た

データ分析とデザインのあいだ

当事者と支援者

台風はともかく、最近はゲリラ豪雨が多いのがすごいですね。本当に東南アジアの気候みたい。お昼寝好きな僕は予定がないとずっとごろごろしてしまうのですが、そんな昼寝を起こすような雷の音でした。そのおかげで雨が降り出すより前に洗濯物を取り込むことができたのですが。雷の音って、圧倒的なパワーを感じますよね。本能的な恐怖。ライオンの鳴き声に近いのは、真似してるからなんでしょうか。

 

投稿が10記事を気づいたら越えていたので少し振り返ると、文体がバラバラですね。まぁでも、ブログを更新すること自体が目的な訳ではなく、その場その場でのスナップショットを残したいだけなので良いかなと思ってます。思考が流れがちなので、振り返ってまとめておくことは大事だなと改めて思いました。

 

時はだいぶ遡り、4月初回の授業では、LGBTをテーマとして扱いました。

 

fairs-fair.org

この団体の代表である、松岡宗嗣さんにお越しいただき話を聞いた形となりますが、初回からなんとまあ気づきの多いこと。ビジネスに凝り固まった僕の思考を解してくださった感覚は、今でも鮮烈に覚えています。

 

・誰もが当事者である

・白黒つけられるものなんて何もない、全てがグラデーション

の2点は今も考え方の中心に置くようにしています。

 

自分自身も何かのイシューではすでに当事者であったり、今後当事者となり得るなんてことは少し考えれば簡単に想像できると思うのですが、では、誰かのイシューに対し、支援者として関わることは可能なのでしょうか。

ALLY(アライ)という言葉がここで言うところの支援者に当てはまるわけですが、このALLYになるのも簡単じゃなく、いくつかのフェーズがあるようです。そもそも、そのイシューの存在を認識していない可能性すらありますからね。

 

ちょっと話は逸れますが、マーケティングの世界では、AIDMAとかAISASというフレームワークがありまして。消費者が何かを検討し購入するまでの一連の行動を表したものなのですが、

 

AIDMA

Attention:注目、商品やサービスについて知る
Interest:興味を持つ
Desire:欲しいという欲求
Memory:記憶
Action:購買行動 

■AISAS

Attention:注目、商品やサービスについて知る
Interest:興味を持つ
Search:検索
Action:購買行動
Shere:共有する

 

ferret-plus.com

 

という2種類が提唱されています(ferretさんいつも大変お世話になっております)。

電通さんが提唱していることもあるので"認知"が起点になっているような気もするのですが、消費者行動を非常に理解しやすいモデルです。

 

ALLYになるまでのフェーズについてもこのモデルのように整理することができそうな予感。

■AISAS

 Attention

 Interest

 Sympathy:共感

 Ally:支援

 Share

とか、いかがでしょうか。

 

理解する、とか、受け容れる、といった要素も考えたのですがなんだか偉そうだなと思って外してしまいました。これは東京ポッド許可局で言うところの"自意識が邪魔をしている"状態なのかもしれませんが、例えば自分が現状支援者となれそうなイシューがあったとき、難しいなと感じるのは"どう関わるのが支援なのか"という点に自信が持てないところですよね。

電車の中で席に座って移動中、お年寄りが乗り込んできた際譲ると断られたりするケースがある、みたいなのに近いかもしれません。僕は黙って席を立ち、特に譲ることもせず選択肢を提示することが多いのですが、これは支援かと言われるとそうでもないような気がします。支援の仕方によってはむしろ傷つけてしまうこともあるのではと思うと、これが悩ましい。

どこかでも書きましたが、笑いに変えることが、受容か批判かという話にも近いです。簡単ではないですが、ちゃんとコミュニケーションをとって、じっくり向き合わなくちゃいけないんでしょうね。何かと答えをすぐに求めがちな最近だからこそ、僕自身も自戒の意を込めて、書き残しておこうと思います。