食べられる夢を見た

データ分析とデザインのあいだ

手の届く範囲

この前電車の中でアイスボックスに三ツ矢サイダー注いで食べてる人がいました。そんなスケベな食べ方があるのか。

それにしても暑い。福利厚生としてオフィスにアイス常備して欲しいくらいです。ワイシャツってもう少し通気性というか排熱効率上がらないもんですかね。

 

先日ZOZO Suitsが届いたので、早速着て360度回ってみました。新し物好きなのもそうですが、データ屋的には堪らない仕様。アプリの更新に合わせて再計測を求められるのですが、あれはアプリの仕様というより時系列データを集めてるんでしょうね。タテヨコナナメの体型データが大量に集まるだけで面白いことたくさん出来そうですもんね。

 

スーツとドレスシャツも注文してみましたが、あれだけカスタマイズ効いてかつ安いとなると、日用品としての洋服は全て置き換えても良いかなという気分になります。

 

今までアンコントローラブルだったところが、コントローラブルになるというのが一つのビジネスになっていると感じます。

iPhoneが発売された時、デフォルトでは最低限の機能しかなくカスタマイズで機能拡張出来る仕組みはこんなにも自由なのかと思いました。当時はパーソナライズという解釈をしてしまっていましたが、ユーザー側に選択肢があるという意味では、あれは"コントローラブルの範囲を拡げる"という言葉の方が近かったのかもしれません。

 

と言いつつ、過剰なコントローラブルを排除していくのもデザインの王道で。ビジネスの現場だと最近リリースされたTravel Nowとかがそれに当たるのかなと思っています。友人がリリースに関わっているらしく小耳に挟んだだけで使ったことはないので、機会があったら使ってみたいと思うサービスのひとつです。ある程度制限をかけることで選択にかけるコストを軽減するという。

 

いずれにせよ、コントローラブル/アンコントローラブルの軸は自分の中で持っておきたい切り口です。セルフマネジメントにも応用出来ますし。なにか悩みがあった際に、その対象は悩むべき対象なのか、悩んだ結果自分の行動で影響を及ぼせる範囲なのかというのはまさにコントローラブル/アンコントローラブルの話ですよね。

 

人と人との関係性においては、この軸に加えて"観測できるかできないか"という話も出てくるイメージです。

他人が何を考えているか、って基本的には行動ベースで観測するしかなく、かつ自分にはアンコントローラブルな感情もあったりするので、気にしてもしょうがないこともあります。逆に、自分の感情は良くも悪くも周りに観測出来る形で表現しないと伝わらないのが基本です。言ってくれなきゃわかんないよ!ってことですね。

 

コントローラブルな範囲を出来るだけ拡げた上で、選択しやすいように観測出来る形でオススメや選ぶ基準を表現する。体型測定した後に買えるZOZOのスーツはそんな仕組みが上手く出来ているなぁと感じました。エンタメ要素とか予測の不可能性が好きな僕は、結局後輩に選んでもらってしまったんですけどね。